閉鎖した海賊版サイト「漫画BANK」を解剖、その始まりは中国系老舗BLスキャンレーションコミュニティ「三年五組」

2021年11月、集英社の法的要請により閉鎖した漫画海賊版サイト「漫画BANK」。本稿はサーバーネットワーク「VERI2(比特汇通(北京)信息技术)」の解析やWHOIS・広告パートナーIDの照合を通じて運営体制を追跡し、閉鎖告知と数日後の復活劇の裏側、そして中国系老舗BLスキャンレーションコミュニティ「三年五組」「櫻花漢化」とのつながりに迫る調査記録です。

無料海賊版サイトのケツ持ちになるのは有料海賊版サイトか?

無料海賊版サイトの収益は誰の懐に入るのか。悪名高い「エックスブックス(ドロップブックス→ダウンロードブックスから改称、SimilarWeb日本43位)」の運営企業がペーパーカンパニーを渡り歩いてきた実態と、広告代理店を介さず海外拠点の有料海賊版サイトが直接広告主として掲載を始めた新たな動きから、海賊版エコシステムの資金構造を読み解く。

漫画村に次ぐ「漫画塔」は、とあるアルメニア人の儚い夢だった

漫画村を継ぐと宣言して2018年9月に現れた海賊版サイト「漫画塔(mangatawa.net)」。1.6万冊超の違法アップロード、片言の日本語で宣伝を繰り広げた公式Twitter、そして画像やメッセージの調査から浮かび上がった外国人運営者の素顔とやり取りを、閉鎖までの一部始終とともに追った調査記録。

「漫画村」大盛況の裏で「YouBook」など2つの違法サイトが閉鎖

漫画村が圧倒的なアクセスを維持し続ける一方、2018年春には大手海賊版サイト「YouBook(youbook.to)」などが相次いで閉鎖した。本稿は、実質的に無法アップロードの温床と化していたユーザー投稿型サイト「YouBook」や、3月に閉鎖を発表した「DIGITAL MARKET」について、独自調査で判明した運営の手口と閉鎖の裏側を初めて明らかにする。

難攻不落の巨大違法サイト「ドロップブックス」に攻め入る

「フリーブックス」の騒動後に台頭した最大級のアダルト海賊版サイト「ドロップブックス」の内部構造を解析した調査記録。投稿ファイルを指定するだけでデータがダンプされるAPIの不備、広告タグを隠すインジェクションコード、系列サイトとの共通インフラなど、運営者が意図せず晒していた情報から、その素性と収益構造、そして「エックスブックス」への改称までの経緯を追う。

漫画違法配信サイト「漫画村」の黒幕に迫る

2017年8月、当時最大手の海賊版漫画サイト「漫画村」の運営者像をOSINTで追跡した調査記録。ドメインのWHOIS(World Job Project名義)や.seドメインの登録者ID「rootan」、運営者がWeb上に誤って公開していたデータベースのダンプ(rominews@gmail.com)、管理画面へのログイン元IP(日本国内の回線)などを突き合わせ、「ベトナム法人が運営している」という主張の実態と、運営者とみられる人物の足取りに迫る。