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コラム

漫画違法配信サイト「漫画村」の黒幕に迫る

私は数ヶ月にわたり、海賊版の漫画を違法配信するサイトとしては最大手の「漫画村」の詳細について調査を進めていました。私一人では調べられることにも限界があり、途中で壁に突き当たることになってしまいましたが、これまでに掘り下げたものを公開することで、誰かが持っている情報と関係しているか知ることができると思い、中途半端な内容ではあるもののこの記事を公開することを決断しました。

ことし5月上旬に「フリーブックス」の騒動があって以降、その代替サイトとも言われるようになった漫画村は、フリーブックスと同様、サイトには多数の海賊版の漫画が並んでおり、大量のアクセスを集めてたちまちサイトは急成長していきました。

漫画村の運営者らは「運営会社はベトナムにある」と主張し、日本の著作権者の削除要請などには応じない姿勢を見せていました。しかし、私の今回の調査では、実際の彼らの運営拠点はベトナムではなく日本にあり、ベトナムを拠点にしているというのは嘘で、海外のペーパーカンパニーを後ろ盾に日本からこれらの活動を行っているのではないかと考えています。

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ニュース

世界最大のダークウェブのマーケットサイト「AlphaBay」の運営者が逮捕

「ダークウェブ」に存在する世界最大ののマーケットサイトである「AlphaBay」の運営者とされている男が逮捕されました。

AlphaBayは、同じダークウェブのブラックマーケットサイトとして人気であった「シルクロード」が閉鎖した後に登場したサイトです。2015年の3月に別の巨大マーケットの「Evolution」が姿を消したあと、急激にユーザー数を増やしていきました。
2015年10月までにAlphaBayのユーザー数は20万人を超え、マーケットは安定したペースで成長を続け、2016年の夏に別のサイトの「TheRealDeal」が姿を消した後、更に新たなユーザーが流入し、Alphabayのユーザー数は40万人を突破しました。AlphaBayは約3年もの間、世界最大のブラックマーケットサイトとして君臨し続けていました。

今月に入って、AlphaBayにアクセスができなくなる事態が発生し、Redditのユーザーの中には、運営者がサイトを閉鎖し、ユーザーのビットコインを持ち逃げする、いわゆる「Exit Scam(出口詐欺)」を行ったのではないかと疑う人もいました。

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ニュース

Tails 3.0について

Tails 3.0 が日本時間の6月15日17時にリリースされました。

Tails 3.0 is out
https://tails.boum.org/news/version_3.0/index.en.html

Debian 9 (Stretch)をベースに設計され、デスクトップ環境のGNOMEもバージョン3になるなど多くの変化があります。
そこでTails 2系から簡単に環境を移行するためのガイドと、あとは3.0を触って思ったことを書きます。

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コラム

「フリーブックス」についてもう少し踏み込んで書く

「フリーブックス」というサイトが最近ネット上で人気を博しています。昨日もはてな匿名ダイアリーでの「フリーブックスとは一体何なのか?」という記事が話題になりました。

フリーブックスとは一体何なのか?
http://anond.hatelabo.jp/20170501041533

記事にもあるように、要するにフリーブックスとは電子化した漫画の海賊版をアップロードしている違法なサイトで、私はこのはてなの記事自体はとてもよくできているなーと思ったのですが、実は私も数カ月前からこのサイトを追っていて、そこでわかったこのサイトの運営と思われるグループについてなど、もう一歩踏み込んだ情報をこれに付け加える形で書き記したいと思います。

※なるべくわかりやすく書いたつもりですが、専門的な単語も含まれているかもしれません。わからなかったらごめんなさい。あと長いので時間のあるときに読んでください。

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プロジェクト

無料SSLを悪用する詐欺サイトをブロックするAdblockのフィルタ

クレジットカード会社やネットバンキングなどの金融機関などを装ったメールを送りつけて用意した偽のページに誘導し、各種ウェブサービスのアカウントのパスワードやクレジットカード番号、氏名、住所、電話番号などの個人情報を入力させて情報を盗み出す「フィッシングサイト」を見分け方の一つとして、暗号化された通信かどうかの確認にウェブブラウザのアドレスバーのURLが「https://~」で始まっているかどうかを確認するという方法があります。

しかし、この考え方はもはや過去のものとなりました。詐欺師の側も自分たちが用意するサイトにSSLを導入するようになり、今日では「https://〜」で始まる詐欺サイトが大幅に増加しています。

その理由の一つに、「Let’s Encrypt」や「Cloudflare(証明書はComodo提供)」などの無料でSSL証明書を発行するサービスが登場し、詐欺師らはこれに目をつけました。そして、圧倒的に低コストかつ簡単にで自分たちのサイトが安全であるという証明ができるようになったのです。
今回は、これらの無料のサービスの認証局より発行されたSSL証明書を悪用しているフィッシングサイトをブロックするAdblock用のフィルタを作りました。