Tails 3.0について

Tails 3.0 が日本時間の6月15日17時にリリースされました。

Tails 3.0 is out
https://tails.boum.org/news/version_3.0/index.en.html

Debian 9 (Stretch)をベースに設計され、デスクトップ環境のGNOMEもバージョン3になるなど多くの変化があります。
そこでTails 2系から簡単に環境を移行するためのガイドと、あとは3.0を触って思ったことを書きます。

アップグレードについては通常と同じなので各自で行ってください。

Tails 3.0の大きな変更としては、Debian 9をベースに、GNOMEも3になり、LibreOfficeなどの色々なソフトウェアもアップグレードされました。オフィスやツール類のアップグレードはデスクトップの操作にあまり影響はありませんが、中でもKeePassXがバージョン0.4.3から2.0.3にアップグレードされ、仕様変更により古いバージョンのデータベースは最新版KeePassXでは開けなくなりました。
KeePass 0.4.3のデータベースを2.0.3で開くには、まず新しいデータベースを作成する必要があります。

KeePassX

次に、メニューの「データベース」から「KeePass1 データベースをインポートする」を選択し、古いバージョンのKeePassXの「.kdb」形式のファイルを選択します。

KeePassX

パスワードやキーファイルで暗号化されている場合はそれらを指定すると、インポートが完了します。あとは新しく作成したデータベースを保存するだけで完了します。ファイル名を古いデータベースと同じにすると警告が表示されるので、インポートが正常に確認できたら、古いデータベースはバックアップと一緒にするか、削除しておくのがよいでしょう。

公式に発表されていない部分では、Debian 9で採用された日本語フォント(Takao?)がTailsでも使えるようになったので、追加でNotoなどの日本語フォントを導入しなくてもいいようになりました。

気になった点として、保存したソフトウェアを次回起動後も適用する設定ファイルの /live/persistence/TailsData_unlocked/live-additional-software.conf で設定したアプリケーションが使えるようになるまでのタイミングがあります。Tails 2系では起動した時点でインストールされるようになっていましたが、3.0になってからはTorの準備が完了し、追加ソフトウェアのアップグレードが完了した旨の通知が表示されるまでそれらのソフトウェアがインストールされないようになりました(おそらくここで一緒にインストール作業が完了する?)。
更新(17日朝):単にまれに起こるTailsのバグでした。

また、デスクトップにログインするときにブラックアウトしたり(すぐ元に戻るが)、ログインできたと思ったらまだロード中で(しかし操作はできる)、色々と心臓に悪い仕様になりました。あとたまに固まります(?)。それ以外は特にありません。

以上です。

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“Tails 3.0について” への1件の返信

  1. こういう記事はとても助かる上勉強になります
    もし暇がありましたらまた匿名技術についての記事をお願いします!

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